k様(豊田市大清水町)

浴室全景 施工後
建物種別/軽量鉄骨造りの2階建て住宅
築年数/52年
工事期間/
リフォーム完成/
今回リフォームした所
●トイレスペースの拡張
●ドアを引戸に変更
●浴室の浴槽を撤去して床を平らにし、シャワー付き椅子を設置
●各所の段差解消と手すりの設置
ビフォーアフター
浴室全景 施工前

浴室全景 施工後

浴室段差 施工前

浴室段差 施工後

トイレ拡張 施工前

トイレ拡張 施工後 引戸になりました!

玄関手すり 施工前

玄関手すり 施工後

お客様からのお喜びの声
身体に自由が利かなくても安心できる生活を!
サンリツさんと実現しました
Q1.リフォームしようとしたキッカケとサンリツホームに頼まれた理由は何ですか?
それは突然やって来ました。妻が脳梗塞になり、目の前が真っ暗になったのです。以来、私は車いすでの生活についてばかり考えていましたが、娘の友達の医療コーディネーターから「腱が切れて歩けなくなるわけではありませんから、脳梗塞の方でも歩いて家に帰ることができますよ」と言っていただきました。この言葉を聞いてから希望が持てるようになり、「何を悩んでも仕方がない。退院できたら少しでも安心できる環境で生活してもらおう」と考えました。
そこで、トイレや浴室の段差を解消して歩きやすくし、ベッドからも庭が見える部屋作りを目指して、サンリツホームさんに相談しました。サンリツホームさんとは30年ほどの付き合いがありますが、こちらの希望をしっかり聞いてもらえるので、私が考えていることをいろいろと伝えました。入院中の妻には、家に帰るのが楽しみになるようにレイアウト図面で説明し、病院内にもそれに似た場所を作ってもらい、そこで歩行訓練を続けてきました。そのおかげで、スムーズとは言えませんが、一人でもそこそこの歩行ができるようになりました。

Q2.リフォーム後の感想はいかがでしたか?
半年ぶりに退院した帰宅時、家は様変わりしており、妻は驚いていましたが、やっぱり我が家が一番落ち着くようです。トイレの引戸は思ったより軽く開閉でき、彼女は気に入っている様子です。一番のお気に入りは浴室で、妻は自ら進んで入りに行きます。退院してから約2ヶ月、思っていた以上に快適な療養生活ができています。
結婚して50年、妻には多くの苦労をかけてきましたが、これからは私がその恩を返す番だと思っています。庭の見える部屋で黙ってコーヒーを飲んでいますが、妻も幸せそうに見えます。妻からの「安心して歩けるよ」という一言が、後悔のないリフォームを実現できたと感じさせてくれています。本当にありがとうございました。
リフォームのポイント
お客様ごとに最適な要望を叶えるともに考え寄り添うことが
介護リフォームの第一歩
今回ご紹介するK様邸は、築52年の軽量鉄骨造りの2階建て住宅です。介護保険を利用した住宅改修工事では、トイレスペースの拡張、ドアを引戸に変更、浴室の浴槽を撤去して床を平らにし、シャワー付き椅子を設置、各所の段差解消と手すりの設置、そしてそれに伴う内装工事を行いました。日本は現在、世界一の高齢化社会を迎えており、介護リフォームを必要とする方が大変増えていますので、ご紹介させていただきます。
まず、トイレをリビング側に広くし、トイレ、洗面所、浴室までを段差なく移動できるように改修しました。入口の引戸も開口部が広く取れるオートクローザー付きの2枚引戸に変更しました。浴室に関しては、シャワーチェアーを設置できるように浴槽を撤去し、その後、段差を解消するために床を嵩上げし、冷たさを感じにくく、滑りにくいタイルで仕上げました。
最初は浴槽を撤去することに悩まれていたそうですが、実際に介護を始めてみると、シャワーチェアーにして本当に良かったと喜ばれていました。必要な箇所に手すりを設置し、段差解消も行ったことで、室内での転倒や怪我のリスクを軽減できたと思います。
一般的に介護保険の助成金は18万円までですが、豊田市では「豊田市すこやか住宅リフォーム助成金」と併せて36万円までの助成が受けられます。各自治体によって特例があるかもしれませんので、ぜひご確認ください。
今回のK様は、奥様の気持ちを少しでも前向きにするために献身的な思考で介護リフォームに取り組まれており、その姿勢にとても感心しました。これからは、私たちもその姿勢を参考にさせていただきたいと思います。

作業中の様子

トイレ壁解体 施工中

トイレ壁解体 施工中

トイレ引戸取付 施工中

浴室床嵩上げ 施工中